どうも、ひろです。
今回は、大学生活を送るうえで、一度は耳にするであろう単語、「楽単」「エグ単」について説明していきます。
この2つは、入学してすぐの履修を決める段階で知っておかないとかなり後悔してしまうかもしれません。
そもそも「楽単」「エグ単」とは何か?
楽単とは、字の通り「楽に単位を取ることができる授業」のことです。逆に「エグ単」とは「単位を取るのがエグい授業」です。
初めは、楽に単位を取れるってどういうこと??って思うかもしれません。
私も、入学した当初はそう思ってました。
そもそも大学には勉強しにきているのだから、楽に単位が取れるとか気にせず、自分の興味のある授業を取るべきと考える人もいると思います。
それは、もっともな話なんですが、適度に「楽単」を履修していくことをお勧めします。
大学の授業は、教授によって全く内容が違ってくるので、履修している授業が「エグ単」ばかりだとかなり大変になってしまいます。
ちなみに、学期末の成績通知で、単位を認めてもらえない場合は単位を落とすという意味で「落単」と言われます。
楽単と落単で漢字が1文字違うだけですが、全然意味が違います(笑)
楽単の条件
一口に楽単と言っても、条件は色々あります。
この条件を理解していないと、よく楽単だと言われている授業でも、何も考えずに履修した結果あんまり楽じゃなかったという失敗をしてしまうこともあります。
まず、何を持って「楽」と定義しているかによって大きく2パターンに分けられます。
- 良い成績を取るのが簡単な授業
- とりあえず単位は取りやすい授業
詳しく説明していきます。
良い成績を取るのが簡単な授業
大学の授業も、高校までと同じように学期末に成績が発表されます。
この成績の付け方は、大学によっても違うのですが、『S』「A」「B」「C」「D」のように段階をつけてつけられます。「S」だと優秀、「C」だとギリギリ合格。「D」は落第で、単位はもらえないといった感じです。
この中で、「S」が取りやすいという理由から「楽単」と言われている授業があります。
人によっては、成績を取ることを重視している人もいるので、それなりに需要のある授業だったりします。
大学の成績は次のような場面で役に立つことがあります。ただ、大学や学部によっても違うので注意は必要です。
- 学科分けのとき
- ゼミ、研究室の選択のとき
- 留学したい人
- 奨学金を貰いたい人
入学段階では専門領域を決めていなくて、2年や3年に上がるときに学科や専攻を選択する仕組みの人は、1年生のうちくらいは成績に気を使っておくと後々有利になるかもしれません。
あとは、大学院にそのまま進学する人は、成績が良いと試験を免除してもらえて、簡単な面接だけで進学できたりもします。
自分の大学がどのような仕組みになっているかは早めからリサーチできると強いです。
とりあえず単位は取りやすい授業
逆に、単位は取りやすいけど、「S」はあまりくれない授業というのも存在します。
基本的に、大学生は高校生までと違って成績をそこまで重視する人が少ないので、一般的に「楽単」と言われたらこっちの可能性は高いです。
単位が取りやすい授業を何個か履修できれば、だいぶ授業が楽になります。
ただ、このタイプの「楽単」は、人気が高いので争奪戦になることが多いです。教室に対して履修したい人が多すぎる場合には、抽選が行われる可能性もあります。
人によって大学の成績をどれだけ重視するかというのは違うので、どういう意味で「楽単」と言われているのかはできれば確認したいところです。
具体的な授業の種類
ここまで、楽単の条件をしっかり確認することが大事という話をしてきましたが、具体的に授業の種類を分類してみたいと思います。
授業の特徴とおすすめな人をあげていくので、これを参考に、自分のイメージする「楽単」の条件を考えてみてください。
成績のつける条件として考える軸は2つあります。
- 出席の有無
- 試験の有無
(1) 「出席あり」×「期末試験」
まずは、出席も試験もあるタイプの授業です。
一番オーソドックスな授業形式でイメージがしやすいのではないでしょうか。
このタイプは必修科目などに多い形式だと思います。
出席もあるくせに、定期試験もあるのかと憂鬱になるかもしれないですが、毎週コツコツと真面目に授業を受けられる人には向いています。
自分の興味があり、モチベーションが保てそうな授業なら受けてみてもいいと思います。
また、大学の試験では試験に参考書やノートなどの持ち込みを許可している授業もあります。そのような授業ではテスト勉強に割く時間が少なくて済むので、見かけによらずおすすめだったりします。
それから、テストでやらかしてしまっても毎週の出席をしっかりしていれば、単位をくれる可能性があるというのも魅力の一つです。
授業時間中に内容を理解してしまえば、テスト前に慌てて勉強することもなくなります。
ただ、1限に入れるともしかしたら後悔するかもしれません(笑)
- コツコツ勉強していきたい真面目タイプにおすすめ
- 自分の興味にあってる授業は履修しよう
- 途中でだらけそうな人にはあまりおすすめしない
- 1限は避けたほうが無難
(2) 「出席あり」×「レポート」
続いて、出席はあるけど、試験はなくレポートで評価される授業です。
このタイプは (1) に比べて試験勉強をしないで良いので、学生からは人気です。
授業に出席するのはそんなに苦じゃないけどテストは嫌だなという人や、前後に授業があってどうせ学校にいるなら何か授業を履修しようというときにおすすめです。
学期末に、3000文字程度のレポートが課されるという授業が多いです。
レポートは、書く内容さえ決めてしまえば1日で書き終えることもできるのでコスパは良いですが、自分の興味があまりない分野だったり、詳しくない科目だった場合苦戦することもあるので注意は必要です。
また、テストがないことに惹かれて大量にレポートの科目を取りまくると、学期末にレポートが渋滞して大変な思いをするので取りすぎにも気をつけたほうがよいです。
- 出席は苦じゃないけどテストが嫌な人におすすめ
- 前後に授業がありどうせ大学にいるならアリ
- 興味の湧かない科目は取らない
- 履修しすぎてレポートが重なると大変
(3) 「出席あり」×「試験・レポートなし」
出席はあるけど、試験もレポートもないという授業もあります。
これは、語学や体育などの実技系が多いです。また、ディスカッションやプレゼンなどで評価が決まるものもあります。
授業態度が第一なので休むと大幅減点を食らうこともあり、授業期間中は大変という特徴があります。
しかし、少人数やグループで行われることが多く、一緒に受ける学生との仲が深まりやすいことや、より深くて充実した授業が展開されるので得られるものは多いという大きなメリットがあります。
また、普段の授業期間中に負担が大きい代わりに、テスト期間には授業が終了していることも多く、学期末には恩恵を受けられます。
このタイプは一学期に1、2個は履修してもよいと思います。
- 深くて充実した授業が受けられる
- 少人数なので友達を作りたい人にはおすすめ
- 出席が絶対
- 何個も履修すると普段の大学生活が超大変になる
(4) 「出席なし」×「期末試験」
ここからは、いよいよ出席のない授業です。
大学では、成績をつけるときに出席を全く見ないという授業もあります。
サークルやアルバイトなどいろいろなことをしたい大学生にとって出席をしなくてもよい授業は神です。
なので、人気のタイプと言えます。普段の授業は全然受けている人がいないのに、テストになって初めてこんなに多くの人が受けていたのかと驚かされることもあります(笑)
ただ、テストで点を取ることができないと容赦無く落とされるので、普段から授業を受けて教授の話を聞いておくという作戦もあります。
何人かでグループを作り毎週授業を受ける担当を決めて、ノートをみんなでシェアする人や、教科書やレジュメを友達から手に入れて一夜漬けで試験に挑む人などいろんな人がいます。
なお、試験を毎年同じような内容で出してくる先生もいるので、過去問さえ手に入れてしまえば、超コスパ良く単位を手にできるという可能性を秘めた授業です。
- 出席しないで単位を稼ぎたい人におすすめ
- 友達と協力したり過去問が手に入ったらコスパ最強
- テスト一発勝負が不安な人は注意
- 一夜漬けが重なるとテスト前は大変
(5)「出席なし」×「レポート」
次は、出席はなく、レポートだけが課される授業です。
このタイプは、文章を書くのが得意で、計画的にできる人におすすめです。
基本的に、学期末にレポートを書くだけで単位が手に入るので、かなりおすすめな授業です。
ただレポートだけだから、後でもいいやと思って後回しにすると、締め切り前に焦ることになるので計画性は大事です。
また、出席は取らないと言っても、授業で言われたことを聞いていないとレポートが書きにくいこともあるので注意しましょう。
あと、出席もなく試験もないというのに惹かれて、あまり興味のない授業をとってしまうとレポートを書くときに苦労します(笑)
- 出席なし、テストなしに惹かれる人におすすめ
- 文章書くのが好きな人におすすめ
- 計画性がないと締め切り間近に焦る
- あまりに出席しないと堕落してしまう
出席がないといっても、授業がめちゃくちゃ面白い教授とかもいるので、たまには教室に出向いてみると良いです。
(6)「オンライン」、「オンデマンド」
近年のコロナ禍の影響で、突如として始まった「オンライン」型のタイプです。
ちなみに、「オンライン」はzoomなどのweb会議システムをしようしてリアルタイムに授業をするもので、「オンデマンド」は授業動画がアップロードされていつでも視聴できるものという区別があります。
オンライン型の授業はなんと言っても大学に行かないで済むのが一番のメリットです。
ただ、あまりにも大学に行かないとつまらないので、できれば対面型の授業もとった方がよいと思います。
オンデマンド型は好きな時間に見ることができるというのに加えて、わからなかったところを何回も繰り返し視聴できるので学習効果が高いという利点があります。
しかし、一見楽そうに思えるオンデマンド型も、レポート課題が膨大に出されたりして逆に大変ということもあるので注意が必要です。
コロナ前はかなりの楽単だったのに、オンデマンド化した影響で課題が増えてエグ単になった授業もあったりするので、最新情報を手に入れるようにしたいですね。
- なんといっても家から受けられうのが利点
- オンデマンド型なら自由な時間に見れるので時間の融通がきく
- 何回も見れるため学習効果が高いことも多い
- 課題が膨大で逆に大変なこともある
大学の楽単まとめ
いかがだったでしょうか。
大学で楽単と言われる授業の特徴がわかっていただけたのではないかと思います。
時間割を考えるときには、自分のイメージする楽単と実際の授業の情報を照らし合わせて考えていくのがおすすめです。
また、いくら楽単といえども興味のない授業を取ると後で後悔するので、まずは自分の興味を優先して考えて欲しいと思います。楽単に拘りすぎもよくないですよ(笑)
せっかく授業料を払って大学にいるのですから、自分の状況に合わせた授業をしっかり選択して充実した大学生活を送っていきましょう。
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